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2007年11月27日 (火)

永井真理子 my footsteps -20th anniversary memorial collection-

さて11月21日に購入したCDを紹介する第2弾は永井真理子さんのデビュー20周年記念のベストアルバム『my foot steps -20th anniversary memorial collection-』

1987年7月22日にシングル『Oh、ムーンライト』でデビューした彼女もとうとう20周年を迎えた。彼女のことを知ったのは中学生の頃だっただろうか。その後高校生になってからはもう、毎日何度も何度も彼女のCDを聴いていた。当時聴いていたレベッカやサイズと言った人達も未だに聴き続けているけれども、すでに彼らは解散しそれぞれの活動を続けている。もう17年以上に渡って、コンスタントに発表される全ての作品を毎回発売時に楽しみに購入し、聴き続けているのは永井真理子さんだけであり、それだけ想い入れも深ければ、これまで聴き続けられる作品を彼女がずっと造り続けていたと言うことでもある。

高校生の頃に彼女は一番良く売れていた。『ZUTTO』がヒットし、紅白にも出場し、横浜スタジアムでライブを行い…。そんな彼女の魅力はボーイッシュなスタイルと聴く人を元気付ける歌詞と、小柄な体からは想像も付かないパワフルな歌声だっただろうか。そしていつも必要以上に肩に力が入りすぎているくらいの一生懸命な姿。自身の音楽活動の中での悩みや焦り、そういったものが素直に作品にも表れて、それが逆に親近感をよりもたせてくれたように想う。そんな彼女が自分で作詞だけでなく、作曲にまで関わり、自分の今一番やりたい音楽を提示したのがアルバム『OPEN ZOO』と言う作品で、その作品はファンに賛否両論(いや、反対意見のほうが多かったかもしれない…)で迎えられてしまった。それまでのショートカットスタイルから、髪を伸ばし、パーマをかけて服装も60年代から70年代ルックなものになり…。さらには音楽パートナーであるギタリストとの結婚。変な気負いも減っていき、より自然になって行く彼女とは反対に彼女から離れて行ってしまうファンがたくさん居たように想う。

いろんな意見が飛び交い、彼女自身にも厳しい言葉、中傷も投げかけられただろう。最初はそれに向かってまっすぐに立ちはだかるような姿に見えたのだけれど、ある時からそんな全てを受け入れ、それでも笑っている彼女の姿があった。本当に素敵だなあと想った。彼女の音楽の変化は自分にとってはちょうど自分が求めている音と重なったので、まったく違和感なく、それ以上に好意的に受け止めることが出来た。なによりもシンガー・ソングライター系の音楽が好きな人間だから、彼女の書く詩だけでなく、彼女の中からでる音を聴きたいと、そう想っていた。やがて彼女は出産のためにしばしの休養をとる。想っていたよりも早く彼女は復帰したのだけれど、そのときにはレコード会社を移籍し、まずは同じ事務所の後輩に当たるドリカムの中村さんからプレゼントされた楽曲『真夏のイヴ』で復帰。そして翌1998年にアルバム『You're...』を発表した。出産休暇をとる以前のアルバム辺りから、若干力の抜けたヴォーカルになっていたのだけれど、このアルバムでの彼女は本当にリラックスした姿で、伸びやかに力を抜いて歌われるそれらの歌の数々が本当にとても心地よくて、彼女のやりたかった音楽はこういったものなのだなあと、そう感じた。引き続きバンドサウンドのアルバムを期待していたら次のアルバム『ちいさなとびら』では一転、彼女の歌声に軸を当てて、必要最低限の音で鳴らされた作品となった。最初は物足りなく思えたのだけれど、いつの間にかすっかり愛聴盤になってしまった作品である。これまでの作品の中で一番凛とした歌声が響く作品だろうか。しかし、そんな彼女は次のアルバム『そんな場所へ』を最後に家族と共に日本を旅立ってしまう。オーストラリアへと居を移したことを知った時には、その直前に行われたライブにどうして無理をしてでも行かなかったのかと自分を責めた。

しかし彼女はオーストラリアから自身のレーベルを立ち上げ、新作『AIR』を2004年に発表してくれた。何から何まで自分たちの手で造られたアルバム。今回のベストアルバムの楽曲解説にもそのことが少し触れられているけれども、本当に苦労して発表された作品なのだろう。そんな苦労もあってか、内容はもう、素晴らしいの一言で、彼女の最高傑作ではないかと個人的に想っている作品である。『You're...』の時にも想ったことがあるけれども、本当にこれが彼女がやりたかった音楽なんだ、とそう思わせてくれる楽曲が詰まっている。その後も彼女は時々日本に戻りライブをしたり、2006年にも新しいアルバム『Sunny Side up』をリリースと順調に活動を続けてくれている。今年の春にはデビュー20周年を記念したアコースティックライブがあり、運よくそれを観にいけたのだけれど、まったく変わらない彼女の姿や歌声にとても暖かい気持ちになれた素敵なライブだった。

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すっかり前置きが長くなってしまったけれども…。今回のベストアルバムはDVDとの2枚組仕様。彼女自身がセレクトした楽曲15曲がデジタル・マスタリングされてCDに収録されている。最後の『あいのうた』は新曲。DVDにはNHKの『BEST STAGE SELECTION』と言う番組からのスタジオライブ『Cherry Revolution』、『日曜日が足りない』、『きれいになろう』、『ルーシータクシー』、『Katcho Bee-bee-boo』の5曲と、1992年の横浜スタジアムでのライブから『ハートをwash!』、『キャッチ・ボール』の2曲。そして『かたちのないものが好き』と『あなたのそばにいて』のビデオクリップが収録。CDのブックレットにはたくさんの写真と、彼女自身のコメントが、DVDにもそれぞれの映像についてのコメントが収録されている。

彼女自身も言っているけれど、ここに収録された以外にも収録して欲しかったナンバーがそれぞれたくさんあることだろう。CD2枚組にDVDの3枚組仕様でも良かったのではなんて想ったりもするけれど、逆にCD1枚に15曲。これくらいのコンパクトさが良いのかもしれない。個人的なベストアルバムはそれぞれが作成すれば済むわけだし…。彼女の近況はオフィシャルサイトや最近スタートしたブログで知ることが出来る。

My foot steps-20th anniversary memorial collection-(DVD付)

アーティスト:永井真理子
販売元:BMG JAPAN
発売日:2007/11/21
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sunny side up

アーティスト:永井真理子
販売元:インディーズ・メーカー
発売日:2006/04/07
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AIR AIR

アーティスト:永井真理子
販売元:インディーズ・メーカー
発売日:2004/04/02
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